お母様方必見!!恥をかかない着物の選び方☆
もうすぐ卒業のシーズンがやってきますね!
皆さん、卒業式の準備は出来ていますか?
卒業生はもちろん、
お子様の卒業式に着物を着ようと考えてるお母様方も多いのではないでしょうか。
卒業式はお子様の学校生活の集大成の大切なイベントです。
着物は卒業式など正装をする場での服装に相応しい装い、
だからこそ着物を着ていると凛としていて素敵ですよね!
ただ「和装は目立ちすぎるのでは?」「気合いい入れすぎなのでは?」と心配される方も多いと思います。
そこで今回、卒業式に参列する際にオススメの着物、抑えておくべきポイントをご紹介します!!
卒業式に着ていく着物についてお話しする前に、着物には種類と格式があることをご存知でしょうか?
着物の種類も正礼装から略式礼装までの格式に応じて様々です。
卒業式という場に相応しいものを選ばなければなりません。
以下が着物の種類と格式についてです。
格式の順番より・・・
■黒留袖:既婚者の第一礼装、5つ紋。黒地で腰から下に模様がある。
■色留袖:既婚者・未婚者の礼装。5つ紋で第一礼装、1つ紋・3つ紋で礼装。
黒以外の色つきで腰から下に模様がある。
■振袖:未婚者の第一礼装。袖が長く全体に模様がある。
■訪問着:未婚者・既婚者とも紋が付くと礼装。肩、背中、腰と全体に繋がった絵の模様がある。
■付け下げ:未婚者・既婚者とも紋が付くと礼装。全体に絵が染め付けてあるが繋がっていない。
■色無地:未婚者・既婚者とも3つ紋が付くと準礼装、1つ紋で略礼装。色で染めた無地の着物。
卒業式で着るのには、訪問着か付け下げ、1つ紋付の色無地が相応しい着物になります。
ではオススメの着物を紹介します。
〇訪問着〇
卒業式の主役はあくまでお子様!
派手すぎず暗すぎずを意識して、色は淡い色味(薄い水色やパープル)で、柄が控えめな物を選ぶと良いでしょう。
〇付け下げ〇
付け下げは「訪問着」とおしゃれ着である小紋の中間に位置するもので、訪問着より略礼装になる着物。
少し落ち着きのある古典柄や薄い色味を選ぶと良いでしょう。
〇1つ紋付き色無地〇
背中の縫い目の上に紋が入っている着物。
オールマイティーな略礼装。卒業式であれば桜色、その他はブルーグレーやベージュなどの色味を選ぶと良いでしょう。
●抑えておくべきポイント●
着物の柄にも少し意識してみましょう。
卒業式の着物の柄選びのポイントは、春のイメージを先取りする柄や古典柄のものを選びましょう。
四季折々の花や風物詩が描かれた柄で、実際の季節より半月から1ヶ月ほど先取りして着ると良いでしょう。
[春の柄]
・3月の柄・
雛などの人形、蝶、桜、菜の花、椿など。
・4月の柄・
水紋、流水、牡丹、くちなし、柳など。
桜や牡丹はよく着物の柄で使われている柄で、
桜は日本の花、牡丹は百花の王として季節を問わずに着れる柄です。
色々紹介しましたが、季節や髪型などに合わせて素敵な着物を選んで、お子様と一緒に大切なイベントを過ごしてみてはいかがでしょうか?
ぜひ参考にしてみてください!
着付け師 沖田愛美