スパニストが教える、眼精疲労、頭痛に効くマッサージ☆

PC作業やスマホなど、目を酷使することの多い私たちの生活では、

眼精疲労や偏頭痛を抱えてる人が多くいます。

眼精疲労からくる頭痛もあることを皆さんはご存知ですか?

顔の皮膚と頭の皮膚が繋がっているように、顔の筋肉と頭の筋肉も繋がっています。

ヘッドスパのメニューにもよく眼精マッサージがあるように、

眼精疲労をためない事は、厄介な頭痛を引き起こさない重要なポイントともいえます。

今回は、その眼精疲労をためないためにお家で出来る簡単マッサージを教えます!



まず、眼精疲労の原因とは目の周りの筋肉の緊張、

筋肉を動かさないことで起こってしまう血行障害です。

肩こりと同じように筋肉をほぐし、血行が良くなることで目の疲れも改善されます。

簡単に出来る眼精マッサージをいくつかご紹介します。

1・鼻のつけ根のツボ

→ 睛明(セイメイ)目の周りの緊張をほぐす効果

2・眉の始まる位置にあるツボ

→ 攅竹(サンチク)近眼の改善、老眼の予防、頭痛の緩和、瞼の痙攣

3・眉の真ん中にあるツボ

→ 魚腰(ギョヨウ)使われていない目の筋肉に刺激を与え、うっ血を解消する。

4・眉の終点にあるツボ

→  絲竹空(シチククウ)視力回復、眼精疲労回復

5・こめかみのツボ

→ 太陽(タイヨウ)眼精疲労、近眼の改善、老眼の予防、頭痛の緩和

6・下まぶたのくぼみのツボ

→ 承泣(ショウキュウ)クマの改善、眼精疲労、近眼の改善、老眼の予防

《※指で触ってへこんでいるところが大体ツボの位置になります。

眉の形、眉の下にある骨の形に沿って押していくとツボが見つけやすいです。》



目の周りのツボはどれも目の筋肉に刺激を与えやすいので、一気に力を入れ過ぎず、

ゆっくり、じんわりと指圧してください。

疲労が溜まっている人ほど痛いのものなので、痛みを感じない程度の力加減で

押してあげてください。

日ごろからマッサージをする事で、疲れ目になりにくくなります。

眼精疲労と頭痛の関係性については、

目が疲れる(眼精疲労)→ 目の周りの筋肉が緊張・収縮 → 頭の筋肉も緊張・収縮

→ 筋肉内の血管が収縮し、血行不良になる → 血管内が酸素不足になり、老廃物が発生

→ 血流がさらに悪化し、頭痛が起こる

という流れです。

目の疲れが脳の血管に異常を起こし、頭痛になるのです。

頭皮のツボにも眼精疲労を改善してくれるツボがあります。

前回のヘッドスパコラムでも出てきた、

風池(フウチ)と呼ばれるツボはこの眼精疲労からくる頭痛にとても効果があります!

まずは筋肉を弛めることから始めるとより効果的なので、

首の後ろをホットタオルなどで温めたり、

頭の後ろに手を組んで頭を下に向けて引っ張るイメージで、

グーっと首の筋を伸ばしてあげてください。

筋肉がほぐれたところで、

うなじの髪の生え際、へこんだくぼみが風池になりますので、

そこを指で上へ押し上げるイメージでマッサージしてあげてください◎



風池の少し内側にある、天柱(テンチュウ)。

風池から生え際に沿って少し上にある、完骨(カンコツ)。



うなじあたりにあるこの3つのツボ押しは簡単で効果的なので、

PC作業などで目や首が疲れた時にも是非押してあげてください。

この2のツボも頭痛に効果があるので一緒に押してあげることをオススメします◎

お家でシャンプーする際は少し広い範囲、

お顔周りの生え際→こめかみ→もみあげ→(耳の上を通って)完骨→風池→天柱

の順で、生え際に沿ってぐるっと一周を順番にグルグルしながら押していくといいですよ◎

最後、うなじの完骨、風池、天柱はすこし強めに押しても気持ちいいです◎



自分で出来る簡単な頭痛改善マッサージ。

ツボを覚えれなくても

眉の形に沿って眼精マッサージ、

髪の生え際に沿って頭皮マッサージ。

ぜひ試してみてくださいね◎

守月玲菜