成人式の着崩れの対処法教えます!!

 

成人を迎える皆さん、おめでとうございます!

そんな節目をお祝いする成人式で着物が着崩れて台無し。

なんてことにならないように、ここでは着崩れてしまった際の直し方をご紹介します!

 



 

まず始めに、着崩れてしまった後、ではなく

着崩れないように気を付けるべき注意点をお伝えしたいと思います!

 

● 階段を昇り降りする時は、正面を向いて昇り降りするのではなく

身体を斜めにして足も斜めに踏み出すと、

裾を踏んでしまう可能性も低くなりますし、お上品で綺麗に見えます。

重なっている上側の裾が少し上がるように右手で持ってあげれば更に良いです!

 

 歩く時は、歩幅は小さく、少し内股にすることで裾が乱れず着崩れしにくくなります!

 

 椅子などに座る際は、深く腰掛けず浅く腰掛け、なるべく背筋は伸ばしてください!

振袖の場合は、華やかさを出すために立体感のある帯を作るので、

それをつぶしてしまわないように背もたれにはもたれないようにするとGOOD!

 

● そして、1番困るのがトイレだと思います。

まず、振袖の場合は袖がとても長いので、腕に巻きつけてあげると

袖が地面について汚れてしまった!なんて失敗もおきにくいです。

袖をまず巻きつけて、それから裾をまくっていくのですが、

振袖の場合は肌襦袢、長襦袢、振袖と沢山着ているので

上から1枚1枚綺麗にめくって、後はスカートの時と同様です!

そして、もう一つのポイントは和式ではなく、洋式のトイレを選ぶこと!

これを守るだけで、楽にトイレができます☆

 

 

さて、ここからはそれでも着崩れてしまった!という時に自分で出来る

対処法をお教えします!

 

 

Q.胸元がはだけてきた時はどうすればいいの?

 

A.襟元が緩んでしまうと胸元がはだけて、だらしなく見えてしまいます。

そんな時は、左手を脇の下(身八つ口)から着物の中に入れ、交差している衿の

下側になっている(下前の)衿の先の部分を左へ引いて整えます!

それから、交差している衿の上側(上前)を整え、手で軽く押さえながら

帯の下に出ている部分(おはしょり)の、手で押さえている衿の先を

軽く引いてあげると襟元が締まって綺麗になります!

 

 

Q.帯が下がってきた時はどうすればいいの?

 

A.身長や体型などによって上下はしますが、基本的には若い人ほど帯の位置が高く

年配の方ほど帯の位置は低くなります。

なので、振袖においての帯の位置は高めがベスト!

もし、帯が下がってきたときは帯の下がら手を差し込み、帯を持ち上げた後、

脇の下辺りの帯の上部を左右とも持ち、帯を引き上げます。

この時、何重かに重なっている帯の一番外側の帯だけを上げるのではなく

重なっている帯全てを持ち同時に上げるようにしてください!

それでも下がってくる場合には、帯を上げた状態で背中の、帯の下部、

帯と着物の間に小さめのタオルなどを折りたたんではさむことで

帯の緩みをとることができます!

 

 



 

どうしても自分で出来ない、大幅に着崩れしてしまった場合、

成人式の会場によっては着崩れを直してくれる着付けスタッフが待機しているようなので

出来ないなと思ったら、会場スタッフに聞いてみるといいかもしれません☆

 

・階段は斜めに昇り降りする

・歩幅は小さく

・椅子は浅く座る

・トイレは洋式を選ぶ

これらに注意して一生に一度の成人式・・・

最初から最後まで綺麗な振袖で素敵な思い出を作りましょう ♪

 

林 杏香