キューティクルの役割とは?存在意義は?
今回はキューティクルについてお話します!
髪の毛の構造
毛髪は、外側から中心に向かって3つの層からなり、一番外側をキューティクル、中間部をコルテックス、中心部をメデュラといいます。
今回はその中の一番表面に位置するキューティクルについて説明します!
キューティクルとは?
キューティクルは、毛髪の表面をおおっている部分です。
外部の刺激から毛髪内部を守り、コルテックスのタンパク質や水分が失われないように働くと同時に、髪につやを与えています。
根もとから毛先に向かってウロコ状に重なり合い、1枚の細胞は非常に薄く、通常6~8枚が密着した層をなしています。
健康な髪は、キューティクルが規則的に整った波状をしていますが、傷んだ髪はキューティクルが剥がれたり損傷しています。
主成分は、ケラチンで、色は無色透明。
硬い反面、もろくて摩擦に弱いため、無理なブラッシングや乱暴なシャンプーによって傷ついたり、はがれやすくなったりします。
ヘアアイロンではキューティクルが溶けることも。さらに傷んでキューティクルのほとんどがはがれてしまうと、内部のタンパク質が流出し切れ毛や枝毛の発生しやすい状態になります!
キューティクルは再生する?
髪は死んでしまった細胞なので、爪と同じように、自分で傷みなどを修復する「自己修復機能」はありません。
髪や爪を強くさわっても、痛くないのはこのためですね。
なので、一度傷んだ髪は残念ながら元には戻りません。
髪が傷む原因を知って、予防することが大切です。
キューティクルを健康に保つためには
キューティクルは、髪が濡れると開く性質を持っています。
キューティクルが開いた状態で髪をゴシゴシ洗うと、キューティクルが傷ついてダメージの原因に。
シャンプーは手のひらで泡立てた上で髪に乗せて、地肌を揉みこむように洗いましょう。
シャンプーの泡は、髪と髪の摩擦を防ぐ役割も果たしています。髪を洗い終わったら、シャンプーが残らないよう十分にすすぐのも大切!
最後に、トリートメントなどで髪をいたわってあげるとキューティクルが開いていますので、栄養分が浸透しやすくなっています。
また、髪を乾かさずに、自然乾燥させている方も多いのではないでしょうか?
髪は濡れると、キューティクルが開いた状態になってしまいます。
濡れたままの髪を放置していると、髪に必要なタンパク質や水分がどんどん失われてしまうことになります。
さらに髪が濡れたままで寝てしまうと、枕などとの摩擦によって髪が傷んでしまいます。
髪に水分が残っていると、雑菌が繁殖して「かゆみ」や「におい」が発生する原因にも。
髪をシャンプーしたら、きちんと乾かすことが大切です。
しかし、キューティクルは、熱にも弱い性質を持っています。
ならば自然乾燥orドライヤー、どちらがいいの?と思ってしまいますね。
結論から言えば、ドライヤーで乾かすのがベター!
なぜなら、自然乾燥による摩擦などのほうが、ドライヤーによる熱に比べて髪へのダメージが大きいからです。
タオルドライで水分を吸収させた髪を、ドライヤーで乾かしていきましょう。
髪とドライヤーの距離を20cm程度に維持しながら、短時間で髪を乾かしていきます。
根元を中心にドライヤーをあてると乾きやすくなりますよ◎
アイロンやコテも髪を傷める原因に。
アイロンやコテをするなら、髪が乾いた状態で行うのがマスト。
ダメージを与えすぎないように、1ヶ所にアイロンをあて続けるのはNGです。
毎日のようにアイロンをしているなら、ストレートパーマや縮毛矯正などをかけたほうが、髪が傷みにくいケースもあります。
まとめ
この様にキューティクルはとても重要な役割を果たしている反面、摩擦や熱、薬剤にも弱い性質を持っています!
ですので日々のケアと日頃のいたわり方でカラーの色持ちが良くなったり、パサつきを予防できるようになりますので
今日から是非あなたも実践してみてください!
当店ではトリートメント取り扱いも多数!
サロンでのシステムトリートメントもおすすめですので一度ご来店ください!
stylist 川根孝志