サロン専売シャンプーについて

こんにちは!Float梅田店 スタイリストの川根です!

今回はサロン専売シャンプーについて少しお話させて頂きます!

まず、サロン専売品とは??よく耳にする言葉ですよね!

サロン専売シャンプーとは一般市場には卸されていないシャンプーのことです。

市販のシャンプーよりも値段は上がりますが、

頭皮や毛髪に刺激が少ない成分が比較的多く配合されており、髪質改善や頭皮トラブル等にオススメです!

ダメージやパサつきなど、毛髪の悩みの解決に特化した成分が使われているものが多いので、より効果的な髪質改善を期待できます!

基本的には美容室でプロの診断を受けて購入するものなのですが、ネットや一部取扱店では比較的安価で購入できるようにサロン専売コーナーを

設けていたりしますがうたい文句やキーワードだけで商品を選ぶとべたつき、パサつき等のトラブル、失敗につながるので注意が必要です。

では、どのようにして選べばいいのか。今から説明していきます!

 







サロン専売シャンプーの選び方









サロン専売シャンプーを選ぶ時にチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。







①頭皮のタイプや悩みに合わせた洗浄成分(界面活性剤)を選ぶ!









サロン専売シャンプーは頭皮や毛髪に優しい成分が比較的多く含まれていますが、洗浄成分によっては刺激が強すぎることも。自分の頭皮タイプやお悩みに合わせた洗浄成分のものを選びましょう!

洗浄剤を見つけるコツは、成分表示の1〜3行目をチェックすること。成分表は配合量が多い順に記載されているので、シャンプーを占める割合が大きい洗浄剤は初めの方をチェックするとスムーズに見つけることができます!(ただし、医薬部外品は全成分表示の義務がないので例外です)







優しさ重視なら赤ちゃんシャンプーにも使われる「ベタイン系」


















赤ちゃん用シャンプーにも使われる「ベタイン系」の洗浄成分は粘膜・皮膚への刺激がほとんど無く、かつきめ細やかでクリーミーな泡が立つため使用感も優れています。

サロン専売シャンプーはこの洗浄成分が使われているものが多いのですが、刺激が少ない分洗浄力も強くはないので、汚れが気になるときは二度洗いするのがおすすめです。

<成分表示チェック!>

  • ラウラミドプロピルベタイン

  • ココアン酢酸Na

  • コカミドプロピルベタイン








ケアに時間をかけられるなら洗浄力と優しさを併せ持った「アミノ酸系」


















「アミノ酸系」の洗浄剤は、肌にも髪にも優しく低刺激なのが特徴です。

しかし、低刺激性と引き換えに泡立ち力が弱いのがデメリット。よく泡立てないと十分な洗浄力が発揮できないうえ、すすぎ残しが発生してかえって頭皮にダメージを与えることあります。

正しく使用すれば優れた効果を発揮するので、アミノ酸系のシャンプーを使うときには「頭皮につける前によく泡立てる」「すすぎは5分行う」の2点に気をつけてみてください。

また、一口にアミノ酸と言ってもさまざまな成分があります。成分表を見ても判断に迷ってしまったときは、下の主な成分を参考に「ココイル〜」「ラウロイル〜」という表記を探してみてください!

<成分表示チェック!>


ー泡立ちにくいが洗浄力が特に弱いー

  • ココイルグルタミン酸Na

  • ココイルグルタミン酸TEA

  • ラウロイルグルタミン酸Na


ー比較的泡立ちやすいー

  • ラウロイルアラニンNa

  • ココイルメチルアラニンNa

  • ココイルアラニンTEA

  • ラウロイルサルコシンNa

  • ココイルサルコシンNa









ベタつく頭皮をすっきり洗い上げたいなら「高級アルコール系」


















洗浄力が高いうえに泡立ちもよく、しかも安価な「高級アルコール系」と呼ばれる洗浄成分があります。市販シャンプーの大半に含まれていてサロンシャンプーの一部にも含まれている洗浄成分ですが、頭皮に染み込みやすく過剰な洗浄力で頭皮を必要以上に傷つけてしまうという面も…。
汗をかいた日、汚れが気になる日にスポットで使うのはいいのですが、毎日使用するのはあまりおすすめできません。


<成分表示チェック!>

  • ラウレス硫酸Na

  • ラウリス硫酸Na















②余計な刺激を与える成分が入っていないものを選ぶ









シャンプーを構成する主な成分は水+洗浄成分(両面活性剤)+コンディショニング成分の3つですが、中には余計な添加物や、過剰な刺激を与える殺菌成分も。

成分表を見ればすぐに分かる、特にチェックしてほしいポイントをご紹介します!







「色名+数字」は頭皮に悪影響のNG着色料!


















見た目が与えるイメージ重視で着色されているシャンプーもありますが、洗ったらすぐ流すものなので本来ならば着色する必要がありません。中には頭皮に悪影響を与える色素も存在するので、シャンプーを選ぶときには気をつけたいところ。
写真のような「色名+数字」の表示。これは不純物を多く含むタール系色素と呼ばれるもので、できれば避けたい着色成分です。







自然由来の「カラメル」は入っていてもOK!






















殺菌効果が高い「サリチル酸」は目に入るとダメージ大!


















頭皮の汚れを取り去る殺菌剤として配合されている「サリチル酸」は、魚の目をとる薬剤としても使われている、非常に刺激が強い角質溶解剤です。

頭皮など皮膚に影響することはあまりありませんが、すすぐときに目にしみこんで目の粘膜に触れると赤くなったりかゆくなることがあるので、毎日使用するシャンプーには不向きな成分です。







③お悩みを解決する成分にも注目!









サロン専売シャンプーには髪悩みの改善が期待できる成分が含まれているものも多く存在します。もし髪のことで悩みがあれば、以下のポイントを押さえて選んでみてくださいね。







パサつきに悩んでいる人は「セラミド」配合がおすすめ


















髪のパサつきに悩んでいる人はベトつかずに潤いを与える「セラミド」が配合されているものを選びましょう。

「セラミド2」や「セラミドNP」または、セラミドに非常に近い構造をもつ擬似セラミドとして広く使われている「セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド」、「ジラウリン酸セラミドNS」と書いてあることが多いです。







ダメージヘアの方は「加水分解ケラチン(レシチン)」入りかチェック


















カラーやパーマを繰り返して髪が痛んでいるダメージケアの方は「加水分解ケラチン(もしくは加水分解レシチン)」という成分が含まれているかどうかをチェックしましょう。

毛髪のダメージ補修を促す働きがある成分で、ケラチンは毛髪を構成するタンパク質、レシチンは細胞膜の構成成分のこと。加水分解という過程を経ることで毛髪に吸着しやすくなっているのが特徴です。


このような感じで上げればまだまだありますが最低限、3つのポイントを注意してみてもらうとサロン専売シャンプーの良さを分かって頂けると思います!

その他質問があればFloat全店に髪の毛の知識を持ったケアリストが常駐しておりますので質問を投げかけてみてください!