白髪を染める方法
白髪を染める方法、何で染めるかによってどう違ってくるかご存知でしょうか?
今回は大きく分けて3種類ご説明していきたいも思います。
そもそもに白髪染めっていつからすればいいの?
という質問も多々あります。個人差はかなりありますが白髪が気になり過ぎてたまらない!ストレスを感じる!
という方はそろそろ白髪染めを始めた方がいいでしょう。
あまり早めから始めるとカラーリングを楽しめる幅が少し縮まってしまいます。
さて、ではまずは
◎永久染毛剤
これは一般的に1番使用されている方が多いカラー剤です。
白髪を染めるヘアカラーを「白髪染め」と呼び、黒髪を染めるヘアカラーと区別しているだけなのです。
1剤と2剤を混ぜ合わせて塗布するタイプのものです。
白髪染めと黒髪を染めるヘアカラーでは、毛髪の色を濃くするか、薄くするか、発色させる成分の量や配合が異なります。
白髪染めは白髪がうまく染まるよう、ヘアカラーは黒髪がうまく染まるように作られています。
では、ちらちらと白髪がある方は、どちらを使ったほうがよいのでしょうか。
白髪が数本程度であれば、ヘアカラーを使っても構いません。
生え際や分け目などにまとまって白髪が生えているようであれば、白髪染めを使った方がより目立ちにくくなります。
「白髪染め」というと年齢の高い女性が白髪を黒くするために使う、というイメージがありますが、最近はヘアカラーのように、髪色を明るくする白髪染めもあります。
年齢は気にせず、白髪の量や目立ち具合に応じて選ぶとよいと思います。
◎一時染毛剤
いわゆるヘアマニキュアですね。
ヘアマニキュアは髪の表面に色をコーティングして染めていきます。
髪を脱色しないのでダメージは最小限で抑えられます。
キューティクルも整えてくれるのでツヤが出やすくなります。
ただし、ヘアマニキュアの性質上毎日退色していきやすいので1~2ヶ月くらいで美容院へ通わないとモチが悪くなります。
白髪染めした場合でも徐々に退色はしていくので、それほどのデメリットではありません。
ただし、黒髮を明るくする力はないので黒髪混じりだとカラーリングの明るさを楽しむ事はできません。
◎ヘナカラー
ヘナとは、インドや中近東などの熱帯地方に多く自生する、ミソハギ科シコウカ(指甲花)という植物を粉末にしたもので、ヘナには、ローソニアという色素成分が含まれており、髪の主成分であるケラチン(=タンパク質が線維状につながったもの)にからみ付く性質があります。
この作用で髪がオレンジ系に染まります。
ヘナは白髪には色が入りやすく、白髪染めとしては最適ですが髪の色素を薄くする効果はありませんので、黒髪を明るくすることはできません。
少し色味が変わり、自然な髪色に仕上がります。ただ、ヘナにはトリートメント効果があるので髪内部の保水力を高めてくれます。
ヘナを使っていくうちにハリ・コシがでて、クセ毛も軽減する効果があります。
また、ヘナはアーユルヴェーダで使われる“薬草”で、毒素排出・炎症抑制・新陳代謝を良くする効果があると言われています。
頭皮につけることにより、頭皮環境を整え、健康な髪を生み出す効果が期待できます。
◯まとめ◯
永久染毛剤・・染めた髪色を長持ちさせたい、髪の明るさや色みを楽しみたいという方にオススメ!
一時染毛剤・・ツヤが欲しい、髪を傷ませたく
ない、白髪を自然に目立たなくしたいという方にオススメ!
ヘナカラー・・色モチはよくしたいけど永久染毛剤はしみる、トリートメント効果もほしいという方にオススメ!
いずれにしてもメリット・デメリットはあると思いますが自分にあった白髪染めでカラーリングを楽しみましょう!
スタイリスト 西潤子